ハヤテについて思うこと〜1〜

まずは前書き。
以前、このサイトを始める前のころは夢中で「ハヤテ」について、いろんなサイトを巡回したりしていろいろと考えていたのですが、ここ最近はそういうこともすっかり減ってしまいました。
ここは初心に帰る意味でも、「ハヤテ」を見つめなおしてみるということで、この「ハヤテについて思うこと」を週に1回ペースで書いていきたいと思います。(話が尽きなければ・・・ね。)
正直自分は他の感想系サイトの中の人と比べ、マンガ・アニメ関係の知識は浅い上、文章力もよろしくない、あまつさえ巡回もあまりできていないのであまり参考にならなかったりするかもしれません、話半分程度で見ていただけたら幸いです。


それでは本題です。


----「ハヤテのごとく!」という作品は、いろんな人の感想も含めて1つの作品だと思います。


自分が「ハヤテのごとく!」の感想を毎週水曜・あるいは木曜日に更新して分かったのですが、「少年サンデー」が発売される、特に水曜日のアクセス数が圧倒的に多いことが分かります。
つまりそれだけ、感想を書いている人あるいはそうでない人が、感想を気にしているということです。
自分がそこまでネットを幅広く巡回していないから定かでは無いのですが、ここまで多くの人が同じ話に対して様々な角度で感想を書き、それだけでなく時には意見を出したり、あらゆる可能性について考察する・・・改めてみると異様な事です。


では何で、そのようなことが起こるのでしょうか。
これはおそらく、作者の中では既にエンディングが描かれていることに要因があるのかもしれません。
作者の中のエンディング・・・つまり、ハヤテのごとく!感想サイトのあちこちで物議をかもした「トゥルーエンド」のことです。
ハヤテのごとく!という作品は、様々な個性的ヒロインが主人公の綾崎ハヤテに恋心を抱いていくという、外見的に言えばギャルゲー的要素の強い作品と言われています。
しかし、この物語に与えられたエンディングは、「ハッピーエンド」ではなくあくまでも「トゥルーエンド」なのです。
2005-11-27

正直な話この漫画が、
僕が想い描く唯一のトゥルーエンドにたどり着く可能性は
多く見積もっても二割に満たないと思います。

畑健二郎先生バックステージvol.49より


ギャルゲー的要素があることからキャラ萌えでも十分に楽しめる作品ですが、それ以上に「トゥルーエンド」にたどり着くことを多くの読者は期待していると思えます。
けど、これだけではここまで多くのハヤテのごとく!感想サイトを生み出した理由にしては少し不十分かもしれません。
では、他に何があるだろうかというと、多く張り巡らされている伏線が感想サイトを多く生み出すきっかけになっているのではないでしょうか。
この作品は「トゥルーエンド」があって、そこに踏み出すための伏線が色々と張られています。
ではその伏線がどう生かされて、どういう展開になって、エンディングに繋がっていくのだろうか、と考える人が多数いると思われます。
多くの人が考えれば、その発想はその人その人によって違いが生じ、その発想を比べることができます。
サイトの読者、あるいは感想を書いた人が、いろんな人の感想・考察を吟味することができ、「それならばこうなるのではないか」と新しい考えを生み出すことができます。
それを、作品のその後の展開と比べてまたさらに考える・・・こういったループとなって、それが継続されていることでここまで多くの感想サイトを生み出した理由になっていると思います。


今や多くの人が水曜日にハヤテの感想を上げるサンデー読者、感想を含めてハヤテのごとく!を楽しんでいるサンデー読者は少なくないと思います。
ハヤテのごとく!自体だけでなく、それを取り囲む「感想サイト」も、ある意味作品の一部といっても過言ではないと思います。